ぐうたらするにも準備がいるんだーよぉ
休みの日が楽しみな人もいる。そうじゃない人もいる。
というより、楽しみな休みの日もある。そうじゃない日もある。といったほうが正確でしょうか。
趣味に没頭する日や親しい友達と会うのは楽しいものですが、一人でダラダラする時間ってのがどうも苦手です。
「これは無駄な時間を過ごしているのでは?」「こうやってる間にもあの人は趣味に仕事に奔走し、豊かな人生を送ってるのかな?」なんて。多分大して気にする必要もないことがふわふわと頭に浮かんできて、頭蓋骨の内側をいっぱいにしてしまうのです。
バリバリ働く人たちもしっかりと休息することに注目しているこのご時世に、なにやってだかって余計にストレスで自己嫌悪です。
そんなところで最近、さくらももこさんの「さるのこしかけ」を読みました。旅や思い出話などのエッセイで、何も考えずにニヤニヤと読める楽しいお話でした。
その中の一つ「ぐうたらの極意」という章があり、勉強になったので紹介します。文中にはしっかりとぐうたらする為のポイントがいくつか挙げられています。
そのなかで特に目を引いたのは「”面倒な人物に面倒なことを言われないようにしておく”」という項です。
ここを読んで、一番”面倒な人物”って自分自身?と思ってしまったわけです。頭のなかのふわふわ湧く幽霊を作りだす自分(の考え方)。これが一番のぐうたらの敵だったとは!
これが他人であれば「ちょっとその日は予定がございまして。へぇへぇ、、、。」ってなもんでちょっとお断りさせて頂けるのですが、自分の頭の中にいられるとそういうわけにもいかないのです。ではどうするか。
私の個人的な対策法としては本を読む、休む前に何か一つ達成する、自分に許可を与えるです。運動もいいけど、ぐうたらに特化した対策法です。
本を読む。まさにさくらももこさんの本みたいな、知らなくても人生にノーダメージ(いや、めっちゃ褒めてますよ)、でも読むとニヤニヤできる本がおおすすめです。大爆笑も疲れちゃうのでね。
休む前に何か一つ達成する。これは簡単なやつ。たとえば顔を洗うでも手を洗うでも。簡単なことを決めて、声に出して達成すれば、ちょっとやった感が出ます。ちょっとが大事。
自分に許可を与える。「月曜から金曜まで働いたし!今日は〇〇時まで何もしないぞ!OK!」ってな感じでいいと思います。
終わり時間を決めないと”しっかりぐうたら”した時間と”だらだらぐうたら”した時間を差別化できないので、おすすめしません。終わったら簡単な仕事(来週末の予定をしっかり考えて記録するとかね)をすると、さらに良いと思います。
「ぐうたら学博士号」がとれそうなくらい偉大なぐうたら研究家のさくらももこさんのエッセイを読んで、しっかりとぐうたらしてみませんか?